フコキサンチンが肥満対策に有効な理由
肉類や高カロリーな食事を簡単に摂取できるようになった現代では、移動手段の多くが自動化して体を動かす機会が減少したこともあり、適正な体重よりも太っている肥満になっている人が少なくありません。
肥満になるメカニズムは体質もありますが、消化できなかった脂肪が内臓などの周囲に蓄積されることが原因であり、内蔵肥満とも呼ばれています。
体内に発生した脂肪は通常は筋肉がエネルギー源に使って燃焼されますが、筋肉とは離れた場所になる内臓に付着してしまうと簡単には取り除くことが難しくなってしまい、結果的には太っていくことに繋がってしまうでしょう。
肥満になるとスタイルといった外見でも嫌悪感を抱くことになりますが、それよりも重要なのは血液の流れが悪くなってしまうため、心筋梗塞といった生命に重大な危険性を起こさせる病気の要因になってしまうということです。
除去が難しくなった脂肪に対しては外科的な手段で除去する方法もありますが、これは身体にも大きな負担を与えてしまうため、いい方法ではありません。
そこで近年になって注目されているのがフコキサンチンという成分であり、海藻に豊富に含まれている水溶性食物繊維です。
フコキサンチンが脂肪除去に有効な最大の理由は、体内に元からあるマクロファージという物質を活性化して、その働きを強化してくれるからだと言えます。
マクロファージは体内の不要物を体外に排出してくれる役目を担っています。
脂肪は最初は腸内の壁面に付着して蓄積されてしまいますが、マクロファージの働きが良ければ腸内の壁面から体の外に排出してくれるので、肥満を抑制してくれる効果が期待できます。